洗濯

携帯を洗濯した。
びしょびしょに濡れた携帯をドライヤーで乾かしながらおれは、携帯は洗濯するものじゃない、ということを改めて感じていた。例えいくら汚れていても、忘れたい人がいても、水に流したい過去があるとしても、だ。携帯は洗濯するものじゃない。なぜなら人は、汚れも忘れたい出来事もすべてを背負って生きていくからだ。
あと、壊れるけんね、洗濯しちゃだめ。