病気

知り合いが椎間板ヘルニアで倒れてしまった。
椎間板ヘルニアというものは、テレビなんかでは知ってはいたけども実際、目の前で腰をおさえて痛そうにしているのを見ていると、結構ショックである。あんまり詳しいことは知らないけど、なんか、椎間板っていうアレが飛び出してきて、腰とかアレやらの神経を圧迫して、もう、ほんと、アレらしい。痛いらしい。耐えられないほどの腰痛って、本当につらいだろうな。普通の生活もできないなんて。その知り合いのことを心配するのと同時に、自分にも起こり得ることだと考えて、いつの間にか怖くなってしまった。ヘルニアだけじゃない。まだかかってもいない病気に、意味もなく不安になってしまう。
病気は怖い。なにも悪いことをしてない人たちも、なぜか、不条理に病気になる。悪人も病気になる。男性も女性も、子どもも、おばあちゃんも、病気になる。それは、なんでだ。病気は、罰じゃない。病気は、人を選ばない。病気になるってことは、自然だってことなのかもしれない。
おれはこれから、どんな病気にかかるんだろう。